ファブリックパネル モネ – 散歩、日傘をさす女

    この1875年に描かれた作品『Woman with a Parasol – Madame Monet and Her Son(散歩、日傘をさす女)』で、モネは、人物をまわりの風景と同じぐらい自由に描写しています。
    モネの妻カミーユと息子ジャンの散歩姿を描いたこの作品は、家族の普段の生活を描写する風俗画を意図して制作されました。
    下から人物を見上げるような構図をとり、カミーユとジャンの立ち位置が奥行きを感じさせます。
    明るい日の光が妻カミーユの背後から差し込み、白く彼女の日傘や衣服を背中を白く照らす一方、地面に咲く黄色い花が彼女の体にも反映しています。
    風や光の動きが感じられる、臨場感溢れる一瞬を捉えたこの作品は、1876年の第2回印象派展で入賞する結果を残しました。
    モネはこの作品の後、1886年に近いシチュエーションを捉えた同じ日傘をさす女をモチーフにした作品を2点制作しています。
    カミーユは1879年に32歳の若さで亡くなってしまい、モデルの人物は後にモネと再婚するアリス・オシュデの娘シュザンヌと言われています。
    1作品目と近い条件と構図を使って描かれていますが、他2点はモデルの顔が描かれていないことが大きく異なる点です。

    作品名
    Woman with a Parasol – Madame Monet and Her Son
    作者
    クロード・モネ (Claude Monet)
    製作年
    1875年
    タイトルとURLをコピーしました