ファブリックパネル モネ – ロンドンの国会議事堂

    モネは1899年から1901年の間にロンドンに3回にそれぞれ1か月から3か月ほど滞在し、絵を描きました。
    モネは近代都市ロンドンの濃い霧を通した太陽の光の情景に魅せられます。
    この時期にロンドンで制作されたウォータールー橋、チャリング・クロス橋と英国国会議事堂の3つをモチーフにした作品は、あわせて100点ほどになります。
    ウォータールー橋、チャリング・クロス橋の連作は、滞在先の高級ホテルのサヴォイホテルのバルコニーから、国会議事堂を描いた作品は、テムズ川を見下ろす聖トーマス病院から描かれました。
    一連の作品は、テムズ川の水面付近に発生する霧によって変化する光の反射の様子を捉えながら、異なる気象条件と時間帯の同じ場所の風景が描かれています。
    このロンドンにおける制作で、モネはそれまで行ってきた戸外制作で作品を完成させるという手法をとっていません。
    彼はフランスのジヴェル二ーのアトリエに作品を持ち帰り、数年かけて仕上げを行ったといいます。
    この絵では幻想的な光に包まれた国会議事堂が、逆光を浴びて青く浮かび上がり、テムズ川にその姿を映している様子が見てとれます。

    作品名
    Houses of Parliament, London
    作者
    クロード・モネ (Claude Monet)
    製作年
    1900年
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