ファブリックパネル モネ – 積みわら(夏の終わり)

    『Stacks of Wheat (End of Summer)(積みわら(夏の終わり))』は、モネが描いた畑に積まれた干し草の山を描いた連作のうちの一点です。
    この作品では、背景に見える植物が緑色であることから夏であるのがわかりますが、積みわらから伸びる長い影によって秋が近いことが感じられます。
    鮮やかな色が使われながらも、モネらしい淡い色彩による光の表現がみられる作品です。
    1890年の夏の終わりから翌年の春にかけて、彼はパリ郊外のジヴェル二ーの自宅のそばの畑の積みわらをモチーフに、25点に及ぶ連作を制作しています。
    この連作でモネは様々な時間帯、季節、天候のもとで光が醸し出す空気感をとらえながら、繰り返し積みわらを描きました。
    彼は描くその瞬間の近い気候条件や光の加減にあわせて、アトリエに戻って未完成の積みわらのキャンバスを取りにいっては戻るなど、取り組む作品の順番を前後させながらその瞬間の景色を捉えるように制作に取り組んだといいます。
    この積みわらの連作はモネに経済的にも成功をもたらし、1893年には後の「睡蓮」の連作の舞台となるジヴェル二ーの自宅の庭の拡張を行うこととなるのです。

    作品名
    Stacks of Wheat (End of Summer)
    作者
    クロード・モネ (Claude Monet)
    製作年
    1890-91年
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