ファブリックパネル ゴッホ – アイリス

    『Irises(アイリス)』は、1890年5月にゴッホがサン=レミの精神病院を退院し、友人である精神科医ポール・ガシュのいるオーヴェールに出発する直前に描かれた作品で、彼の亡くなる前年の作品になります。
    ゴッホは花のアイリスをテーマに複数の絵を描いていて、サン=レミに来てすぐにも病院の庭に咲くアイリスを描いた別の作品を制作しています。
    しかしながら、この作品を含む退院間近の時期に描かれたアイリスと薔薇をモチーフに各2枚ずつ描いた花を題材とした作品は、彼がこのサン=レミにおける入院期間に唯一描いた静物画でした。
    この絵では、ピンク色の背景にバイオレット色の花々を配置することで、調和のとれた柔らかさが表現されているように見て取れます。
    また、キャンバスいっぱいに花と葉が広がるように描かれ、動きが感じられる構図となっています。
    この絵画は、1907年にゴッホの母親が亡くなるまで彼女によって保管されていましたが、現在はニューヨークのメトロポリタン美術館にて所蔵されています。

    作品名
    Irises
    作者
    フィンセント・ファン・ゴッホ (Vincent van Gogh)
    製作年
    1889年
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