ファブリックパネル ゴッホ – 花咲く庭と小道

『Garden at Arles (花咲く庭と小道)』は、1888年7月にゴッホにより描かれた作品です。
この頃ゴッホは弟のテオへの手紙に、「青い空の下では、オレンジや赤、黄色の斑点模様となる花々が驚くべき輝きを放ち、澄んだ空気の中で北方よりも幸せで愛が感じられるような、何かが感じられる」と綴っていました。
同じ手紙の中でゴッホは、アルル郊外の庭の同じモチーフで2つの絵画を制作したと述べています。
この『Garden at Arles(花咲く庭と小道)』はそのうちの1つです。
同じ年の春にゴッホは、彼が1882年から1883年にオランダのハーグにいた時代の恩師アントン・モーヴが亡くなった知らせを受けて以来、その時代の恩義について回想を繰り返していたといいます。
ハーグ派のリーダーであったモーヴは、ゴッホに可能な限り自然に関する作品をつくることを勧めてくれた人物でした。
アルルでゴッホは鮮やかな色合いをもつプロヴァンスの風景の中で過ごしていたことがテオへの手紙から伺い知れます。
自然風景を題材としながらも、この作品では写実的なハーグ派の感性とは根本的に異なる、新印象派の代表的な画家のポール・シニャックやジョルジュ・スーラによる点描法が試されており、自由なデザインでゴッホの絵が進化している様子が見て取れる作品です。

作品名
Garden at Arles
作者
フィンセント・ファン・ゴッホ (Vincent van Gogh)
製作年
1888年
タイトルとURLをコピーしました