Rorstrand(ロールストランド) スウェーデン王室やノーベル賞の式典にも採用される老舗の陶器ブランド

FABLINK(ファブリンク)編集部FABLINK(ファブリンク)編集部

Rorstrand(ロールストランド)は1726年に創業した、ヨーロッパで2番目に古い歴史を持つスウェーデンの陶器ブランドです。
スウェーデン王室御用達の釜としてスタートしたロールストランドは、現在も「ノーベル賞」授賞式の晩餐会でも同社の食器が使用されるほど、格調高い製品を世に送り出しています。

Rorstrand(ロールストランド)は 1726年に創業した、ヨーロッパで 2番目に古い歴史を持つスウェーデンの陶器ブランドです。

スウェーデン王室御用達の釜としてスタートしたロールストランドは、現在も「ノーベル賞」授賞式の晩餐会でも同社の食器が使用されるほど、格調高い製品を世に送り出しています。

Rorstrand(ロールストランド)について

創業から長い歴史をもつ Rorstrand(ロールストランド)は、落ち着きのある白を基調とした品格のある食器を手がけていることが特徴です。

スウェーデン王室とも関わりのある老舗ブランドですが、2001年にはフィンランドの iittala(イッタラ)社のグループ傘下として統合されることとなりました。
そのため、食器底面に印字されるロゴマークがロールストランドのものは現在は製造されていません。

ちなみに、フィンランドの Arabia(アラビア)社は、ロールストランドによって 1873年に創業された陶器ブランドです。
こちらのアラビアも、現在はイッタラのグループ企業となっています。

北欧食器がお好きな方であればいずれも耳にしたことのあるブランドですが、長い年月を経て相互に関係していることは興味深いものがありますね。

Rorstrand(ロールストランド)の主なアイテムラインナップ

長い歴史の中ですぐれた製法技術を完成させ、スウェーデン国内の産業発展にも大きく貢献した Rorstrand(ロールストランド)は、いまや世界を代表する陶器ブランドでもあります。

1991年からは、ノーベル賞の授賞式後に開かれる晩餐会に欠かせない食器シリーズの生産を任されるなど、受け継がれる品質やデザイン性へのこだわりは今日においても世界中で注目されています。

そんな名高きブランドによって展開される作品の中でも、時代を越えてなお愛され続ける主な食器シリーズをご紹介します。

Mon Amie(モナミ)シリーズ


Rorstrand(ロールストランド)の代表シリーズの1つである『Mon Amie(モナミ)』は、デザイナーである Marianne Westman(マリアンヌ・ウェストマン)によって 1952年にデザインされたロングヒット商品です。

『Mon Amie(モナミ)』は、四葉のクローバーのような形をした青い花柄のデザインが特徴ですが、モチーフは「ラブラドルチャ」という名前の白色の花です。

1940年代後半の真夏のある雨の日、マリアンヌ・ウェストマンが白いラブラドルチャの花をスケッチしていたことがこのデザインのはじまりです。
『Mon Amie(モナミ)』が実際に製品として世に送り出される頃には、モチーフの花はコバルトブルーへとその姿を変えていくことになりました。

その後、モナミは 1980年代に一度廃盤となってしまいますが、2008年にマリアンヌの 80歳の誕生日を記念してリニューアルされ、復刻版としてよみがえることになりました。

Anemon(アネモン)シリーズ

名前からの想像通り、アネモネの花がモチーフになっている『Anemon(アネモン)』も、モナミシリーズを手がけたマリアンヌ・ウェストマンによる作品です。

レトロな茶色と陶器の白地で生み出されたコントラストは、愛らしい花々にほっこりやさしい印象を加えています。
おやつタイムにこの食器を選ぶことで、テーブルの上は古きよき北欧の空気に早変わりしそうです。

ただ残念ながら、この『Anemon(アネモン)』は現在は廃盤となってしまっているため、入手は少しむずかしいかもしれませんが、おしゃれなフィーカの時間を楽しむにはうってつけのデザインです。

Eden(エデン)シリーズ


『Eden(エデン)』シリーズは、聖書に「理想郷・楽園」として描かれる『エデンの園』からインスピレーションを受けて生み出されました。

1960~ 1972年にかけて発売された後に廃盤となったものの、ロールストランド創業 290周年を前にした 2016年に、熱烈なファンたちの投票によって『Eden(エデン)』が優勝に選ばれ、現在の復刻版として再びよみがえりました。

アダムとイヴが食べたりんごを思わせるみずみずしい果実のほか、それを際立たせる葉脈がはっきり描かれた葉っぱの模様は、ひとつの食器であることを超えてインテリア装飾品としての風格すら感じます。
モチーフを黒の線でえがき、一部だけ着色することによって落ち着いた植物の息吹と躍動感を感じさせる印象を受けますね。

「Eden(エデン)をテーブルに置くたびに、あなたは楽園に少しずつ近づいていくのです。」とロールストランドの公式サイトが語るように、大の北欧食器ファンの声によって復刻されたデザインは、毎日の食卓を特別なものへと変えてくれるでしょう。

Pergola(ぺルゴラ)シリーズ

ブルーの植物がアクセントの『Pergola(ぺルゴラ)』は、食卓を優雅なものへと彩ります。
ただ、残念ながらぺルゴラは 2014年に廃盤となり、復刻の予定は立っていません。

ほどよい存在感を放つデザインが特徴で、ケーキやドーナツなど華やかな見た目の食べ物を乗せても、反対に素朴な和食を盛り付けても料理をあざやかに彩るなど、じょうずに調和をとってくれそうです。

Rorstrand(ロールストランド)の代表的なデザイナー

長きにわたってロールストランドから発表されてきた、魅力あふれるテーブルウェアの数々。
その中には、一度廃盤となっても世界中の根強いファンたちからの熱烈な要望を受け、再び復刻を遂げるまでのすぐれたデザインをあしらわれた食器も数多く存在します。

それらを生み出したデザイナーの中には、スウェーデン国内だけでなく世界的にも高い知名度をほこる人物が大勢いることをご存知でしょうか。

ここでは、ロールストランドを象徴するシリーズ、アイテムを手がけた代表的なデザイナーの生い立ち過去の作品について解説いたします。

Marianne Westman(マリアンヌ・ウェストマン)

『Mon Amie(モナミ)』『Anemon(アネモン)』シリーズを生み出したデザイナーとして、先ほどご紹介した Marianne Westman(マリアンヌ・ウェストマン)

ストックホルムの北西約 200kmに位置するスウェーデン中部、ダーラナ地方の緑あふれる故郷 Falun(ファルン)で育ちました。
マリアンヌのデザインは植物や動物をモチーフとしたものが多くありますが、彼女が育ったファルンの豊かな自然がそこに大きく影響しているとされています。

自分の工房を持つことを目標としていた彼女でしたが、最終的にはデザイン大学を卒業後、ロールストランドでデザイナーとして働くことを決意しました。
このマリアンヌの決断は、スウェーデンの陶器文化に大きな影響をもたらしたといっても過言ではありません。

1950~ 1960年代にロールストランドから発表されたテーブルウェアの売上げの大半は、彼女の作品によるものだったといいます。
数々の功績から、マリアンヌは「スウェーデンの陶器の母」とも呼ばれています。

その活躍はロールストランドだけにとどまらず、almedahls(アルメダールス)とのコラボレーションによるテキスタイルの『Picknick(ピクニック)』柄を大ヒットさせるなど、北欧デザインにおいて欠かすことのできないデザイナーの一人です。

almedahls(アルメダールス)
『almedahls(アルメダールス)』は、スウェーデンの古典的なデザインをモダンにアレンジして発信している、1846年創業の老舗テキスタイルメーカーです。 植物や魚、鳥などの動物等、スウェーデンで最も愛されているパターンを現代的な色合いと素材で復活させているのが特徴です。

Hertha Bengtson(ヘルサ・ベングトソン)

もともと、装飾デザイナーとしてロールストランドに入社した Hertha Bengtson(ヘルサ・ベングトソン)でしたが、自身の感性を作品に大きく反映させたいという思いの強まりから、後にデザインそのものを手がけるようになったといいます。

1956年からおよそ 30年にわたり、ロールストランドの定番商品として愛され続けた『Koka(コカ)』はスウェーデン語で「沸騰する」という意味。
コンロの直火にかけても使用できるよう、素材にもこだわって完成されています。

また「青い炎」の名で親しまれる『Bla eld(ブラ・エルド)』シリーズも、彼女によって生み出されました。

長い歴史をもつ北欧を代表する陶器ブランド Rorstrand(ロールストランド)

古くから、スウェーデン国内外において陶器文化をリードしてきた Rorstrand(ロールストランド)。
今も変わらぬ支持を受け続ける代表的なシリーズや、その誕生に関わった有名デザイナーたちをご紹介しました。

300年近い歴史をもつ Rorstrand(ロールストランド)のすべてを語り尽くすことはできませんが、北欧のみならず世界を代表する重要な陶器ブランドであることは間違いありません。

残念ながら今日では入手することが困難なシリーズもありますが、根強いファンたちの声によってデザインが復刻されることを願うばかりです。

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