Porsgrund(ポシュグルン) ノルウェー王室御用達として知られるノルウェー最大の陶器ブランド

FABLINK(ファブリンク)編集部FABLINK(ファブリンク)編集部

Porsgrund(ポシュグルン)は、ノルウェーで1886年に創業された陶器ブランドです。

ノルウェー王室・各国のノルウェー大使館の御用達として知られる、ノルウェー最大の陶器メーカーです。

優雅な雰囲気の漂うテーブルウェアや、カジュアルに使えるカップといった、幅広い食器のラインナップを揃えています。

ノルウェー国内で現存する最も歴史の長い陶器工場を構え、クラシックなパターンから、年代を問わず親しみを感じさせるペイントの入ったものまで、多様なデザインを手がけているのが特徴です。

 

Porsgrund(ポシュグルン)とは

ポシュグルンは、ノルウェー東南の港町Porsgrunn(ポシュグルン)で、Johan Jeremiassen(ヨハン・イェーレミアッセン)によって設立されました。

ロゴに入った船の碇マークが目印で、食器の裏側にほとんど必ず刻印されています。

創業当初は、白地に青い釉薬を使ったパターンを中心に生産していましたが、1950年代以降は20世紀ノルウェーを代表するデザイナーが次々と参加しはじめ、多くのヒットシリーズが誕生しました。

特にEystein Sandnes(アイスティン・サンドネス)やNora Gulbrandsen(ノーラ・グルブランセン)、Konrad Galaaen(コンラード・ガレーン)といった優秀なデザイナーたちの活躍によって、デザインに幅が一気に広がりました。

ノルウェー農民の伝統フォークアートのひとつ Rosemaling(ローズマリング)を用いた模様や、キリスト教の習慣・逸話をベースにした絵柄、20世紀のミッドセンチュリーを思わせるレトロな雰囲気など、多様なデザインが揃います。

全体的に、北欧の自然や暮らし・民俗文化にフォーカスしたモチーフが多くが見られるのが特徴です。

かつてのアイテムの中には、ノルウェー国内外のデザインアワードを受賞したものも多く、130年以上の歴史の中で培った陶器の技術や知識と、北欧独特ながら誰にでも親しみやすいパターンを融合した食器づくりを続けています。

Porsgrund(ポシュグルン)の主なラインナップ

ポシュグルンでは、陶器製の食器類全般の生産を行なっています。

シンプルな形のプレートカップ&ソーサー、ボウルといった食器類に加え、花器・キャンドルホルダーのようなインテリアアイテムが並びます。

現在ウェブサイトでは、かつて活躍したデザイナーたちによるパターンをあしらったラインナップもいくつか継続販売していますが、多くはすでに生産が中止されてしまいました。

当時のアイテムはヴィンテージ食器として、今も世界中のファンを虜にしています。

ここでは、すでに廃盤となったシリーズも含め、デザイン面にフォーカスを当てた、ポシュグルンの代表的なシリーズをいくつか紹介します。

Bogstad Strå(Bogstad Straw)シリーズ


Bogstad Straw(ボーグスタッド・ストロー)は、ポシュグルン創業後はじめて発表されたシリーズです。

1887年に販売開始されて以来の定番シリーズとして、当初から現在まで変わらない手法で生産され続けています。

楕円形のプレートやスープボウル、細めフォルムのカップといった上品な形に、料理や飲み物をさりげなく引き立ててくれる、繊細なパターンが描かれているのが特徴です。

白地に青の釉薬で描かれる模様は、すべてハンドペイントで1点ずつ丁寧に描かれています。

世界最古といわれる1700年代の陶器パターンを引用し、クラシックな雰囲気の中にどこか東洋の風を感じさせ、アジア料理にもあわせやすいのが魅力です。

Bondemønster(Farmer’s Rose)シリーズ


1932年にリリースされたのが、Farmer’s Rose(ファーマーズ・ローズ)シリーズです。

クラシカルな中にあたたかさを感じさせる草花のパターンは、17世紀ごろからノルウェーの農民の間で描かれるようになったRosemaling(ローズマリング)というフォークアートをベースにしています。

「ローズ」は、スクロール・アカンサス(葉アザミ)の葉や花、「マリング」は絵付けの意味を持ち、地域の教会をはじめ、家具や調度品に描かれました。

植物の生き生きとした様子や暖色づかいが見ていて心地よく、冬の寒さが厳しいノルウェーでこそ生み出せる、色とりどりの草花を慈しむ気持ちがよく表れています。

プレートやカップのようなアイテムは、ふちに金色の細いラインがあしらわれ、いつもの食卓をより華やかに、あたたかく演出してくれます。

Lava(ラーヴァ)シリーズ

1971年、ノルウェー人の陶器・ガラスデザイナー Eystein Sandnes(アイスティン・サンドネス)によってデザインされました。

ノルウェー語で「溶岩」を意味するLavaシリーズは、ダークブラウンの釉薬をかけて高温で焼かれた、どっしりと安定感のある外見です。

カップ&ソーサー、オーブンポットといったラインナップが揃い、釉薬の加減でひとつひとつ異なる表情を持つのが魅力です。

使うごとに味わいが出てくるデザインのため、ヴィンテージ食器として出回っているアイテムでも、すべてに個性があります。

マットな質感と落ち着いた雰囲気で、料理のテイストを選ばず毎日の食卓に活躍すること間違いなし。

自分だけのお気に入りを見つけて、長く愛用したいシリーズです。

魚型のバターボード・鍋敷き

はっきりしたシリーズ名は存在しませんが、ポシュグルンがかつて生産していたシリーズの中で、現在も人気が高いアイテムのひとつが、魚型の陶器製ボードです。

まるっと太った魚の形を模したボードには、青や褐色を基調とした、さまざまなパターンが描かれています。

細やかな植物模様や碇マークのほか、デンマーク統治時代の名残による、デンマーク語の詩が書かれているものも。

鍋敷きとして、またはバターやチーズを乗せる台として使うのが定番ですが、目の部分に穴が開いているため、ひもを通したりフックにかけて飾っておくのも、ユニークなアイテムを楽しむ方法のひとつです。

130年以上、ノルウェーデザインの魅力を発信するPorsgrund(ポシュグルン)

歴史ある陶器メーカーとして、高品質で世代を超えて愛されるデザインを多数輩出するポシュグルン。

北欧の自然・伝統を切りとったパターンは、見る人に安堵やあたたかさを伝えてくれる、不思議な魅力を秘めています。

多くのノルウェー陶器ブランドが姿を消してしまった20世紀を生き残り、現在もノルウェーデザインを世界に発信するポシュグルンは、わたしたちの毎日の暮らしの中を支え「将来も長く大切に使いたい」と思われてくれるデザインをつくり続けています。

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