bodum(ボダム) 「誰でも手軽においしいコーヒーを」コーヒー製品の先駆者となるブランド

FABLINK(ファブリンク)編集部FABLINK(ファブリンク)編集部

bodum(ボダム)は、1944年に創業したデンマークのキッチンアイテムを手がけるブランドで、コーヒーメーカー「フレンチプレス」がラインナップの中心です。
フレンチプレス・コーヒーメーカー「ビストロ(BISTRO)」シリーズによって大きな成功を収め、世界中のコーヒー愛好家に支持されるブランドになりました。

bodum(ボダム)は、1944年に創業したデンマークのキッチンアイテムを手がける、コーヒー製品の先駆者ともなる存在のブランドです。

主に、コーヒーメーカー「フレンチプレス」を中心に展開しています。
ここでは、ボダムが世界的コーヒーメーカー企業になるまでの歩みと、フレンチプレスをはじめとした秀逸なアイテムについてご紹介します。

bodum(ボダム)について

ボダムは、現オーナーの Jørgen Bodum(ヨーガン・ボダム)の父親 Peter Bodum(ピーター・ボダム)によって、1944年にデンマーク・コペンハーゲンで設立されました。

世界的コーヒーメーカーになるまで

創業時からガラス製造・販売を行なっていたボダムは、1958年にサイフォン式のコーヒーメーカー「* SANTOS(サントス)」の発表によって大きく発展しました。

* 現在はペボ(PEBO)という商品名に変更されています。

1974年のフレンチプレス・コーヒーメーカー『BISTRO(ビストロ)』シリーズ発売で、ボダム社はさらなる成功をおさめ、世界中のコーヒー愛好家に支持されるブランドになりました。

1980年になると、ボダムは社内にデザイン部門 PI-Design(ピーアイ・デザイン)を設け、よりシンプルで美しく機能的な製品を生産するようになります。

さらに1990年代には、英国紅茶協会のためにティーポット「ASSAM(アッサム)」の製造をスタートし、コーヒーメーカー・紅茶メーカーとしてのブランド地位を確立しました。

現在のbodum(ボダム)

ボダムは現在、コーヒーメーカーだけでなく小物家電の分野に参入し、キッチン・家庭用品のラインナップ拡大を続けています。
社内のチームで製品開発から店舗デザインまでをすべて行い、こだわりのアイテムを生産しつづけています。

60年以上の長い歴史の中で、ボダムの製品には『Columbia(コロンビア)』『Chambord(シャンボード)』『Eileen(アイリーン)』といったベストセラーが加わり、現在までになんと 1億台を超えるフレンチプレス・コーヒーメーカーが製造されています。

bodum(ボダム)の主なアイテムラインナップ

現在ボダムでは、コーヒー関連のアイテムにとどまらず、さまざまな人の暮らしになじむシンプルなキッチンツールテーブルウェアを中心に取り揃えています。

キッチンツール

ここでは、現在の主力アイテムである「フレンチプレス」のほか、長年にわたり製造しつづける「サイフォン式コーヒーメーカー」と、比較的新しいポータブルなマグ「TRAVEL MUG(トラベル・マグ)」についてご紹介します。

フレンチプレス

ボダムのフレンチプレスは、無駄なデザインをそぎ落とし、価格を抑えたシンプルな『BRAZIL(ブラジル)』シリーズのほか、1950年代にフランス・パリで広まったフレンチプレスのイメージをそのまま再現した『CHAMBORD(シャンボール)』シリーズが人気です。

フランスで活躍したアイルランド人デザイナー Eileen Gray(アイリーン・グレイ)への敬意を込めた、スタイリッシュなデザインの『EILEEN(アイリーン)』シリーズといった、かつてのデザイナーにインスパイアされたプロダクトもあります。

サイズは 350ml~ 1Lまで揃い、人数に合わせて気軽においしいコーヒーを淹れることができます。
また、ステンレス製のフィルターは分解でき、お手入れが簡単なことがメリット。
多くのモデルは食器洗浄機にも対応しており、実用性にも優れているのがうれしいポイントですね。

またボダムは、スローガンで ”Make Taste, Not Waste. No paper filters. No capsules. Nothing disposable. (ペーパーフィルターやカプセルなど使い捨てのものを使用せず、ゴミではなく美味しさを作ること)” と掲げています。

プレス 1台で抽出が完結するため、環境にやさしいのも魅力なフレンチプレスは、近年のコーヒーブームと共に、改めて注目が集まっています。

サイフォン式コーヒーメーカー

1750年代にフランス人科学者が「仕事中に美味しいコーヒーを飲みたい」と開発したのが、サイフォン式コーヒーメーカーです。

理科の実験器具のような形や、見ていて飽きない抽出工程の独特さで、今でも多くのコーヒー愛好家に親しまれています。

初代 SANTOS(サントス)が 1958年に発売されて以来、名称こそ PEBO(ペボ)に変わったものの、そのクラシックなデザインは当時からほとんど変更されていません。

通常、サイフォン式には紙のフィルターを用いますが、PEBOは専用のプラスチックフィルターを採用することで、環境の負担削減を実現しています。

2000年には、熱源が電気式になり自動で抽出を行なってくれる、電動式サイフォン「e-SANTOS(イー・サントス)」が発表され話題になりました。
こちらも、のちに「EPEBO(イー・ペボ)」と名称が変わり、現在も販売されています。

ボダムのサイフォン式コーヒーメーカーは、コーヒーを淹れる時間を特別なものにしれくれ、環境への配慮もできる、コーヒーギークにぴったりのアイテムです。

TRAVEL MUG(トラベル・マグ)

旅道中や出かけ先、仕事中のひと休みも、しっかり保温されたドリンクを楽しんでほしい、という想いで作られたのが、シンプルなデザインの『Travel Mug(トラベル・マグ)』シリーズです。

スタイリッシュな本体はステンレスの二重構造で、持ち手はシリコン製。
温度に関係なく片手で握れ、ふたの開閉も簡単なマグは、自宅やオフィスで淹れたコーヒーやお茶を Trabel Mug に移せば、時間が経っても保温された状態で楽しめます。

Travel Mug は、蓋つきのみのタイプと、出かけ先でも淹れたてのコーヒーやお茶を楽しめる、フィルター付きのフレンチ・プレス式タイプから選べます。

いつでも・どこにいても、淹れたてと同じおいしさを楽しめるように配慮された、歴史あるコーヒーメーカー企業ならではのアイディア満載なアイテムです。

テーブルウェア

ボダムが力を入れているのは、コーヒーアイテムだけではありません。
お茶や食事の時間も楽しくしてくれる、テーブルウェアも取り扱っています。

ASSAM(アッサム)

長年コーヒーメーカー関連製品を製造し、蓄えられた知識と技術を活用して開発されたのが、プレス付きのティーポット「ASSAM(アッサム)」でした。

ポットの蓋をあけると、ステンレス製のフィルターが設置されていています。
そこに茶葉を入れお湯を注いで数分待てば、準備完了。
プレス部分を下まで下ろせば茶葉を取り除く必要はありません。

メッシュ部分は細かいので茶葉が外に漏れだしてしまうことはなく、一方フィルターの底はメッシュになっていないため、過抽出の心配なく最後までお茶を楽しむことができます。

本体は、曲線が美しい耐熱ガラス製で、淹れたお茶の色をきれいに見せてくれるデザインのおかげで、茶葉とお湯を淹れたらそのままサーブしても違和感がありません。

フレンチプレスの機能を紅茶にも活かした、実用性の高いアイテムで、お茶の時間を手軽に楽しめます。

PAVINA(パヴィーナ)

創業者ピーター・ボダムが自ら手がけたという、二重構造のグラスシリーズです。

熟練の職人さんが吹きガラスの技術を用いて製造する丸みを帯びたフォルムは、注がれたドリンクがまるで宙に浮いているかのような、不思議な錯覚をもたらすユニークなデザイン。

中に入ったドリンクのガラスと、持ち手になるガラスには隙間があるため、熱々のコーヒーやお茶、あるいは冷蔵庫でキンキンに冷えたジュースやスムージーを入れても問題なく手に持てる仕様です。

冷たいものを入れても結露しないのは、グラスの底に疎水性のあるシリコンペイントを施し、空気だけを透過させているから。
コースターいらずでスマートに使えるのも魅力ですね。

電子レンジやオーブンでも使用でき、単なるおしゃれなグラスに収まらない、実際の生活の場のことまで考え抜かれたデザインは、つかう人を虜にします。

さらに近年は、プラスチック製で耐久性に優れた『PAVINA OUTDDOR(パヴィーナ・アウトドア)』シリーズや、蓋つきで持ち帰りも可能な『PAVINA TO GO(パヴィーナ・トゥ・ゴー)』シリーズが発売され、実用の幅が広がっています。

BLÅ(ブロー)

2020年、新たに発表されたのが、テーブルウェアシリーズ『BLÅ(ブロー)』。

かつでデンマークで活躍した女性デザイナー Grethe Meyer(グレーテ・マイヤー)が、同国の食器ブランドである Royal Copenhagen(ロイヤル・コペンハーゲン)に向けて、1965年にデザインしたシリーズの復刻版です。

デンマークで「青」を意味するスタイリッシュなコレクションは、白磁器にさりげなく引かれた青いラインが美しく、どんな料理にも合わせやすいシンプルなデザインが特徴です。

同じアイテムを重ねて収納でき、かねてより人気の高かった BLÅを復刻したのは、デンマークの機能的で時代に左右されない美しいデザインを、今こそ多くの人々に手にとってもらいたい、というボダムの熱い思いがあって実現しました。

bodum(ボダム)フレンチプレスの人気の秘密

ボダムは「コーヒーを簡単に・贅沢に」を目指し、多種多様なコーヒーメーカーを販売していますが、中でも人気のフレンチプレスには、以下の特徴が挙げられます。

  • 誰でも簡単においしいコーヒーを淹れることができる
  • 粗挽きに挽いたコーヒー豆にお湯を注ぎ、できあがりまでは置いておくだけで、安定した味わいを簡単に実現できる
  • ステンレス製のフィルターが、コーヒー豆の旨みや香り、おいしさに必要な豆の油分(コーヒーオイル)を余すことなく抽出し、コーヒー豆本来の味を最大限に引き出せる

コーヒーを愛するすべての人々へ、手軽でぜいたくなコーヒー時間を楽しんでもらいたい、というボダムの真摯な願いが、フレンチプレスに込められています。

シンプルなデザインで人々を魅了するbodum(ボダム)

一貫してシンプルなデザインと暮らしの中での使い勝手を重視し、手に届きやすい値段を実現することで、誰でも気軽に取り入れられるプロダクトをつくり続けるボダム。

コーヒー好きに限らず、お茶や食事の時間を楽しみたい人々の生活をより贅沢にしてくれるアイテムで、いつでも気軽に「おいしい」を楽しめることを教えてくれます。

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参考文献

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